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後鼻漏(こうびろう)について考える 014

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補足:すでに6年前の記事ですが、2016年8月に少し手を入れました。
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ひさびさのエントリです。
今年初めてのエントリなんですね。
今年もなんうん堂鍼灸院を、よしなにお願い申し上げます。


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今回は、
『下鼻甲介後端肥大』(かびこうかい こうたん ひだい)
という、東京の大病院、聖路加国際病院の耳鼻咽喉科のホームページで紹介されている病態についてです。

これがまったく最近わかった後鼻漏の原因だ、と言うんです。

聖路加耳鼻科のこのページ↓(クリックすると開きます)の「図34」のところに説明と写真が載ってます。(少々グロいですのでご注意ください)
http://www.luke.or.jp/guide/31_otolaryngology/operation.html


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「下鼻甲介後端肥大」、、、と書いても見慣れない言葉だらけでわかりづらいんで、説明をします。

まずこの言葉、三つの単語に分けることができます。

「下鼻甲介」と「後端」と「肥大」です。

「下鼻甲介」の後ろの部分が肥大してますよ、という病態です。


で「下鼻甲介」が一番わからない単語なんですが、これは鼻の穴の中にある、「鼻甲介」(びこうかい)のひとつです。解剖学をやっている人ぐらいにしかわかりませんねえどうも。


とりあえず「鼻甲介」(←ここをクリック)で画像検索などしていただくとわかりますが、鼻の中にある「ひだ」の一つで、「下」があるわけですから、当然「上」と、ついでに「中」もあります。

 

上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介、の三つひだが鼻の中にあって、それぞれのひだが鼻の入り口から鼻の奥まで伸びています。


その一番下にある「下鼻甲介」の「後端」、つまり置くの部分が「肥大」しているよ、という病態ですよ、というのがこの「下鼻甲介後端肥大」なわけです。


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鼻のひだの奥の部分がふくらんでいるよ、という状態で、ナニが後鼻漏と関係あるんだ?、、、ということなんですが、聖路加のページでも説明されているように、その「ふくらんだ部分から鼻水が出てきているんで、それが後鼻漏の原因になっているよ」、と書かれているんです。

しかもまだ発表したばかりなんで、知らない人もたくさんいるよ、と書いてあるからオドロキです。

お医者さんでも知らない可能性がある、ということです。


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聖路加のページでの説明は短い文章と写真だけで、それ以上の情報はありません。
論文を読んでみたいですねえ。機会があればそのうち画策します。

写真を見てみると、下鼻甲介の端っこの部分が、肥大しているというか、鼻茸(はなたけ)のような組織ができてしまっているように見えます。

鼻茸、鼻ポリープのことですね。(画像検索する際は、やはり少々グロいのでご注意ください)

これも知っている人が少ない病態ですが、下鼻甲介後端肥大などという言葉よりは一般にも知られています。

知っている人からすると、普通鼻茸というと鼻の穴の中でももっと上のところから、でかいのがブラリと垂れ下がっているイメージがあると思います。

まあいきなり大きくなるわけじゃなく、植物が育つように少しずつ大きくなるわけでして、してみれば下鼻甲介後端肥大のふくらんでいる部分は、やはり一般的な鼻ポリープなんだろうと思われます。(違ってたら教えて欲しいです)


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何しろ下鼻甲介後端肥大というのは、肥大した下鼻甲介の部分から、花粉症でも鼻炎でも無いのに鼻水がどんどん出てきていて、それが痰(たん)の元になったりセキの原因になっていたりするそうなんです。

聖路加ではそのふくらんだ部分をきれい取っ払う手術をするようですね。
だとしたら鼻茸の手術と同じでしょう。

取っ払ってしまえば後鼻漏も良くなりますよ、と聖路加のページにはここまで書かれています。


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今まで「後鼻漏で苦しい」という人が少なからずいて、
多くのお医者さんは「それは気のせい」、と言ってまともに相手をしてくれませんでしたが、これからは少なくとも下鼻甲介後端肥大が原因である後鼻漏の場合は、聖路加国際病院では病気扱いしてくれて治療もしてくれるということですね。

後鼻漏の原因が「以外」の場合、相変わらず「それはやはり気のせい」と言われ続けるんでしょうが、それにしても、西洋医学ではこういうのが多いです。

「こういうの」、というのは、
「お医者さんが知らなかったり、調べた検査で異常がなかったら
『それは気のせい』
と決め付けられてしまう」ということです。


人間の身体のことなんて、西洋医学(生理学)でもまだわからないことだらけです。

医学の教科書に載っていることでも間違っていることが見つかります。


たとえば、「舌」。

舌には甘味や辛味、苦味など、それぞれの味を感じる部分が違う(味覚分布地図)という事が教科書に出ていますが、最近日本の金澤先生というお医者さんが調べたところ、そんな事実は無い、という結果が出ています。

この舌の味を感じる部分の話は、100年以上前の西洋の研究者のレポートを、確かめもせずずっと孫引きし続けてきたそうです。

100年前の人と現在の人とは舌の構造が違うんですかねえ?

まあすぐに命にかかわるようなことじゃないんでなかなか再検証されなかったのでしょうきっと。

こんなことが起こる原因の根底にあるのは、それほど人間や病気というのは奥が深く、研究されて無い事や、研究しようにも複雑すぎて手がつけられていない事がたくさんある、ということなんです。

そして現在の医学もかなり進歩はしてますが、医学という部分だけではなく医療制度という意味も含めて、まだまだな部分もたくさんあるということです。


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ところで、なんうん堂自身はBスポット療法を応用したやり方で自分の後鼻漏を何とかしましたが、以前にも書いたように、鍼灸の技と併用して症状を気にならない程度まで軽くしたのみで、今でも、特に風邪の季節になると、たまに綿棒で鼻の奥をこすります。

ぎっくり腰でもなりそうな時に来そうな予感がありますが、風邪も引きそうな予感があった時や、風邪の季節に妙に鼻水が出ることがあるんで、そんな時にやっています。

ついでながら言いますと、おかげさまで風邪も予防できてますし、ぎっくり腰も予防できています。(まあ腰はともかく背中は手が届かないので面倒なんですが、、、)

閑話休題。

で、もし私の後鼻漏の原因がこの下鼻甲介後端肥大だったとしたら、今までやってきた治療法がどのように効いているのかを考えてみたんです。

自分の後鼻漏は自分で治療したり、ついでにお仲間の先生にお願いして治療してもらったりしたんですが(背中には手が届きませんから、、、)、その前に一応耳鼻科に行って鼻の中を見てもらいました。

鼻の中の様子はお医者さんでないと確かめられませんからね。

結果は、鼻の中には鼻茸も無く、鼻中隔が極端に曲がっているなども無く普通だということでした。血液検査でスギやペットの垢にアレルギーがあることもわかりました。(このお医者さんは、もちろん下鼻甲介後端肥大など知らなかったと思います。そもそも後鼻漏の話を出した途端に「それは気のせい」とお決まりのパターンでしたし、、、)

綿棒は15センチメートルの木軸のものや、もっと細いのや綿を巻きつけるやつやいろいろ使っているんですが、鼻の穴の構造上、狭くて綿棒が届く範囲が限られているんで、届くところまでをこすっているんです。

下鼻甲介の後ろの方には比較的よく届いているようです。

下鼻甲介後端肥大だとしたら、ポリープの表面をゴシゴシやっていることになるわけですが、ポリープですからその表面だけをこすり付けても、ポリープ自体が無くなるわけではないし、ポリープ全体に綿棒が届いているわけでも無いので、それで完全に治った、というわけにはいかないんではないかなあ、、、と考えています。

単純に炎症を起こしている部分が治り、鼻の粘膜のむくみがやわらいで、鼻の通りがよくなった感もありまして、なぜかというと、最初の頃は黄色い鼻水(炎症で出た膿がまざった鼻水)があったんですが、そういうのは出なくなったからなんです。

下鼻甲介後端肥で出てくる鼻水(正確には鼻汁)は、どういうタイプのものなんでしょう?

透明のさらさらした鼻水がとめどなく出てくるのか、それとも膿混じりの黄色っぽいのがでてくるのか、後鼻漏でもよくあるねばり気の強いものなのか、そこが知りたいです。

あるいはその人その人で、同じ下鼻甲介後端肥でも全部違うのかもしれないですね。

何しろ私の場合は「下鼻甲介後端肥大」ばかりが後鼻漏の原因ではなかったと思うんです。

私に下鼻甲介後端肥大があるとも確かめていませんが、、、

できているのは気にならない程度に軽減することだけですね。


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というわけで久々の書き込みで、相変わらず自分の考えばかりが長いエントリですが、題名が「後鼻漏について考える」なんであしからず。

もういつもそうなんですが、こだわりすぎていてエントリ一つ仕上げるのもしんどくって、、、だから最後の方はいつもぐだぐだになってしまってます。

それもあしからずご了承くださいな。

ではまた〜
 

at 22:00, なんうん堂, 後鼻漏(こうびろう)について考える

comments(10), -, - -

comment
まな, 2012/02/26 4:42 PM

はじめまして、まなと申します。後鼻漏になって1年、うんなん堂さんのブログは何度も見せていただいてます。

ちょうど去年の今頃後鼻漏になって、耳鼻科も4つ行きました。夏ごろに一度治ったんですが、また再発してしまいました。
自律神経からだと思い今は心療内科に通っています。

うんなん堂さんは今はご自分でBスポット治療をしてほぼ完治されているんですよね?

是非、いろいろと教えてください。
よろしくお願いします。

なんうん堂, 2012/02/27 2:15 PM

まなさんコメントありがとうございます。

昨晩から、どうお返事しようかとずっと考えていましたが、言葉がまとまりません。

鼻の症状が原因で、しかも耳鼻科のお医者さんがちょっとその気になれば、完治はしないまでも、ずいぶん軽くできてしまうような病態に苦しんでいらっしゃるのに、であるのに心療内科に行くはめになってしまっていることが、どうにもお気の毒であり、また、現在の医療行政の在り方の矛盾を感じさせずにはおれず、いろいろな思いがわいてきて、言葉がまとまりませんでした。

後鼻漏は本当に不愉快で、苦しいものです。まなさんの心中をお察しします。

そして、こういう経過をたどってしまっていらっしゃる方は、まなさんだけでは無いと思います。

このブログではお医者さんに対して少々きつい物言いをしていまして、本当はそんな言い方はしたく無いんですけれど、やはりこういう状況が多々あるだろう事を考えると、言葉が荒くなってしまいます。


なんうん堂は完治というよりも、症状をコントロールして気にならない程度にまで抑えていると言ったところです。

このブログを参考の一つにしてくださっているのはありがたいんですが、ここには書けない事もあり、情報としては治療のための方向性を示しているだけです。何しろご自分の症状を何とかするためのヒントぐらいにしてください。

それにあまり更新頻度も高くないですし、、、


まだブログには書いていませんが、「サージセンター東京・サージセンター浜松」さんという病院が他に無い画期的な治療をしていらっしゃるようです。
後鼻漏に特化した治療というわけではないんですが、一度検索などして調べてみるのもいいと思いますので、参考になさってください。


後鼻漏の状態がきつくなると、学生さんでしたら勉強には集中できなくなるし、事務や書類の仕事ははかどらなくなるし、うつと同じで他人様から見てもどこが悪いのかわかってもらえないので偏見で差別されてしまうし、その上苦しいし、もう踏んだりけったりです。

鼻が丸ごとカートリッジになっていて、スポッと抜いてジャブジャブ洗ってしまえたらどんなにいいかと、昔は何度も考えていました。

(結局取り留めの無い文章になってしまいましたが、、、)まなさんくれぐれもお大事にどうぞ。

まな, 2012/03/01 9:53 AM

お返事ありがとうございます。また、お返事で悩ませてしまい申し訳ありません。

とりあえず、Bスポット治療をしてもらえる病院があったので行ってみることにしました。

うんなん堂さんも初めは病院に行ったのでしょうか?

なんうん堂, 2012/03/01 7:04 PM

またまたコメントありがとうございます。

なんうん堂は、Bスポット療法を受けにお医者さんにかかったことはありません。

なぜかというと、このブログにも書いてあるんですが、Bスポット療法のBは「鼻咽頭」のB(鼻=び=B)で、なんうん堂が考える後鼻漏の原因となるところとはちょっと違うところを狙うからということと、なんうん堂がとても痛がりだということからなんです。

Bスポット療法は、つまりはノドが腫れたときにルゴール液を塗るのと同じぐらいの医療点数しかつかないわけですから、お医者さんも時間をかけてやってくれるわけではないですよね普通。

お医者さんにとっては、時間をかけずにどんどん終わらせてしまわないと、クリニックの経営が成り立たないような療法です。
なので行くに行けませんでした。

こんなことを書くと、これからBスポット療法を受けようというまなさんは心配なさってしまうかもしれませんが、、、

ですが、健康保険でBスポット療法をやっているというお医者さんは、医院の経営よりも患者さんを治す気がある、患者さんの立場に立ってくれている良いお医者さんである可能性もあるわけです。Bスポット療法を受けてみる価値は充分にあります。


Bスポット療法をしてくださるお医者さんは、上記のような先生と、あとはもう比較的お歳をめした東京医科歯科大学の耳鼻科をでられた先生が多いようです。

また先生によってやり方が微妙に違うらしく、痛いところにちょこっとクロールチンクをつける先生や、クロールチンクではないものを使う先生、それに局所麻酔を使う先生もいらっしゃるようです。
いずれにしてもかなりの少数派ですね。


、、、ざっと書きましたが、あまり良い事を書かなかったかもしれません、、、(スミマセン、、、)

ともあれ、まなさんの症状が少しでも軽くなって、苦しい思いをしないようになると本当に良いです。お大事にどうぞ。

ゆき, 2012/06/18 2:00 PM

はじめまして。2年前から突然後鼻漏で苦しんでる50代の女です。私も気のせい、感じ方が敏感、で済まされ、なんでこの苦しい症状を分かってもらえないのかと耳鼻科3件、内科2件、総合病院耳鼻科1件、大学病院(慈恵)1件と病院を渡り歩きました。現在ムコダインとエンピナースを服用中で症状は50%ぐらい改善。聖路加の話は興味あります。なるほど、原因は下甲介後端肥大なのかと。現在自分の判断でヴィックスヴェポラップを塗って寝てます。これを塗ると少し楽になるんです。毎日塗って大丈夫?って心配なんですけどね。貴重な情報ありがとうございました。

なんうん堂, 2012/06/19 11:25 AM

ゆき様書き込みありがとうございます。

なんうん堂がこのブログで書いていることはお医者さんには噴飯物かもしれませんが、後鼻漏を気のせいと言い切って対応しない事の方が噴飯物です。

「後鼻漏は気のせい、ということが医学会の常識」だから、ではなく、ここまで苦しんでいる患者さんが多いのに対応しようとしない今の医療のあり方の方が問題だとしか思えません。
お医者さんの「気のせい」は、後鼻漏と患者の苦しみをいったん完全に否定していますからねえ。

でもどこかに書きましたが、ピロリ菌も「胃の中は強い酸性なんだから、菌なんているはずないだろう」という偉い医者の言葉を、検証することもなくずっと鵜呑みにしていたのが今の医学ですので、近い将来、後鼻漏は医学会で認識が改まってもっと対応できるようになると考えています。

でもお医者さんが知りえない病気病態については、いつまでたっても「気のせい」と対応することは変わらないですが、、、


ムコダインはカルボシステインという成分のお薬で、これは市販のお薬にも入っている成分です。
鼻水や痰の粘りを取ってさらさらと流れるように促すお薬です。

エンピナースは消炎酵素剤というやつですね。
やはり鼻水や痰を柔らかくしてさらさら流れるようにするお薬で、消炎鎮痛剤ほどではないにしても、炎症もある程度軽くできるお薬です。

鼻水の粘り気がすこしでも弱まれば気にならなくなるのでは?という考え方で処方されていると思います。
鼻水は鼻腔と副鼻腔から分泌されている分をあわせて1日で6リットル以上胃に流れ込んでいるわけですから、後鼻漏が気になるのは粘り気があるからだろう、で、粘りの元になる炎症もあるかもしれないから、穏やかな消炎効果のあるこの薬で様子をみさせてもらおう。ということだと思います。

対症療法としてはかならずやるべき治療法の一つだと思います。

ゆき様がご自身の症状の半分が軽くなっていると感じられているというのは、一般的な後鼻漏で苦しまれている方にくらべて、多少かもしれませんがラッキーだと思います。

というのは、やはり鼻水をやわらかくするお薬だけでは良くならない場合も多々あるらしいからなんです。

聖路加さんの治療法は、ご余裕があるならぜひお試しになってください。
それで少しでも良くなれば、それに越したことはありません。

ヴィックス・ベポラップの連用については、使っていて不都合が出てきたらお医者さんに相談するというやり方でいいのではないでしょうか?

指定医薬部外品という位置づけの製品ですので、まあほぼ副作用などは無いはずですが、副作用が無い薬はありませんので、どんな薬でも注意しながら使うしかありません。

なんだかあまり役に立つ情報の提供もできなくて心苦しいのですが、ゆき様がヴィックス・ベポラップを使わなくても睡眠が取れるようになる日が一日も早くおとずれればよいと存じます。

おだいじにどうぞ

ゆき, 2012/06/19 2:41 PM

丁寧なコメントありがとうございます。心無い耳鼻科の先生にこの病気になって、治療方法を考えて欲しいものです。私の場合、鼻がある日突然前後ひっくり返った感じです。イビキや日中も口呼吸している、呼吸方法に問題があって、鼻の奥に炎症が生じているのかもしれません。Bスポット療法も興味があるのでよく読んでみます。とり急ぎお礼まで。

なんうん堂, 2012/06/19 3:15 PM

ゆき様

くどいですが、もうちょっとだけ返答させていただきますね。

> 私の場合、鼻が前後ひっくり返ったってかんじです

鼻の奥がむくんでいるか鼻水がひっついているかして閉じている、と推察します。

炎症があるかないか手っ取り早くわかる方法は、かんだ鼻水に黄色い鼻水があるかどうかでわかります。

鼻呼吸ができるのに鼻が詰まった感じがするなら、上中鼻道や副鼻腔と鼻腔の交通孔がむくみや炎症で閉じていると推察します。
お医者さんにはそこを確認してほしいんですが、一般的な外来での診察ではほとんど下鼻道しか見ないようです。

まあ見るのが大変なところだったりするのでお医者さんの気持ちもわからなくも無いんですが、、、

鼻腔内の粘膜を薬で強力に収縮させて鼻内視鏡を使えば見ることができるのは、医師ではない私にでもわかります。

それに、いろいろな病態の患者さんを次から次へと診察しなければならないし、もし保険が使えたとしてもあまり点数が高くないだろうし、クリニックの経営をしなければならないお医者さんの立場を考えると、なるほど難しいかもしれないなあと、勝手に想像しています。

そう考えてもなお、やはり一度後鼻漏になってこの苦しみを味わってくださいよと言いたいですよね。
一度味わってもらえれば、少なくとも「気のせい」なんて言葉は出ないです。

まあ偉そうにお医者さんを批判する私ですが、私にもできることはある程度軽くすることだけなんですが(トホホホ、、、)

すみませんでした

よし, 2013/03/30 2:11 PM

聖路加の下鼻甲介後端肥大症―症状,診断基準,治療方法,成績―

http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200902206731160910&q=%22200901100393944350%22&t=0

で、少し内容がみられるようです。

なんうん堂, 2013/04/02 12:30 AM

よし様

わざわざ情報を教えていただきました大変にありがとうございます。

読んだのは教えていただいたすぐ後だったんですが、なんだかいろいろでして返事が遅れてしましました。


10年ちょっと前のものですね。

・炎症が無いにもかかわらず後鼻漏がある患者が結構いる。

・下鼻甲介後端肥大症の患者さんには後鼻漏が見られるけれど、鼻の中を見ることが出来ないので見逃されがち。

・原因がわからず、それで治療法もわからないので、患者さんは長いこと苦労してしまう。

・原因が下鼻甲介後端肥大症とわかっても、手術の時に血を止めるのが難しい場所なので、お医者さんが手を出しづらかった。

・最近(2001年頃)鼻の内視鏡とシェーバーメスという器具が開発されて、手を出せるようになった。

・下鼻甲介後端肥大症の患者さんに、これらを使って手術をした。

・それまでの手術道具より簡単にできた。

・止血は電気で焼いたり脱脂綿をあてたりして、やった例ではちゃんと止まった。

・結局鼻づまりの症状はずいぶん良くなった例が多かったけれど、後鼻漏の症状はちょっと残った。

・というわけで、患者さんの満足度も大きいし、肥大した下鼻甲介後端を取っ払うとけっこういいですよ。

ということですね。


、、、そうなんです。
どうやら後鼻漏が完全に治るということは無いようで、このレポートもまだ10例ぐらいで、手術の例も多くなった現在もあまり状況は変わっていない様子です。

でも他の耳鼻科医がやってくれないことをここまでやってくださるなんて、本当に良い先生方です。


シェーバーメスというのはマイクロデブリッダーというもので、筒の先端にくるくる回る刃があって、患部をそぎながら、同時にどんどん吸い取ることができる装置です。
これのおかげで鼻茸(鼻ポリープ)の手術も大変良い仕上がりで、しかも楽にできるようになったんです。

これが出てくる前は、ポリープの根元の部分に電気で焼き切る輪っかにしたワイヤーをかけて取っていたんです。

下鼻甲介後端肥大症のように比較的平たいものには輪っかがかけられないので、そういうのは湾曲したメスでちっとづつ切っていたらしいです。


鼻の内視鏡も、サージセンターの黄川田先生がより良いものを作って、他ではできないほど細かい手術をして効果をあげていらっしゃいます。

、、、ですが、どうもサージセンターさんでも後鼻漏は難しいようです。

上のなんうん堂のコメントで、こういうところもありますよと紹介していたりもするんですが、、、

なんうん堂の考えでは、後鼻漏は下鼻甲介後端でも鼻腔でも副鼻腔でも、やはり炎症だか病変だかがあって、そこからではなくそこが原因で鼻水が出続けると踏んでいます。

原因の部分が下鼻甲介後端以外にもあるので、それで後鼻漏の症状が少し残るのだと考えています。

(お医者さんという雲の上の存在を向こうに回して鍼灸師ごときがこんなことを言ってすみません、、、)


黄川田先生の開発された内視鏡ではなくても内視鏡を使わないところはもはや無いので、現在はどの先生も使われていらっしゃいますが、優れた内視鏡でも、鼻の中は入り組んで狭いので、全部を見渡すことはやはり難しいのだと思います。

顔に穴でも開けないと全部見渡すことはできませんから、ヘリカルCTなんて使えわないんですかねえ、、、
というかもうやっているとは思いますが、、、


なんうん堂自身の症状に照らし合わせても、うちに来てくださる患者さんの症状に照らし合わせても、下鼻甲介後端部以外にも患部があることは、これは間違い無いと思います。

実はその患部を施術できれば、症状がぐっと軽くなったりします。

医師の方々がその気になれば、後鼻漏で悩む方がもっと減ると思うんですが、、

でも遠くない将来、どなたかが解明してくださるとも踏んでいます。

やっぱりお医者さんがやった方が早いしいろいろできるし、、、


ともあれとても参考になりました。

よし様ありがとうございました!